デウォブロトの宿命 あらすじ

ジャワの影絵「ワヤン・クリ」公演
デウォブロトの宿命
2012年11月23日(金・祝) 15:00開演 池上本妙院

20121123あらすじ
かつて、アスティノ国のデウォブロト王子は、実の子に王位を継承させようとする継母に従い、王位を継がず、妻帯しないことを誓いました。この誓いを守るため、デウォブロトに恋焦がれるアンボ王女を拒もうとして、デウォブロトは誤ってアンボ王女の命を奪ってしまいました。
それから40年後。国王アビヨソが王座を退き、盲目の長男クルではなく、次男のパンドゥに王位を譲ることになります。アスティノ国の長老となったデウォブロトは、后探しの旅から3人の王女を連れ帰った甥のパンドゥに対して、王女の一人を兄のクルに譲るよう提言します。クルはグンダリを后に選び、パンドゥに結婚を拒まれたグンダリは、パンドゥを憎み、弟のツルにその暗殺を命じます。パンドゥ王とクルの盛大な婚礼の宴が行われているとき、ツルは、かつてデウォブロトに倒された黒山大佐の子分であったノラネコに、パンドゥ暗殺を指示します。長年の恨みをはらす機会を待ち望んでいたノラネコは、狩りに出たパンドゥを襲いますが、暗殺は失敗します。
さらに時は過ぎ、デウォブロトは過去を振り返り、妻帯しないと誓ったこと、クルに結婚を勧めたことが、一族の不和を招いていることに苦悩します。一方、クルの后となったグンダリは、身ごもってから4年たっても赤ん坊が生まれず、望まぬ相手との結婚に対する怒りを爆発させ、無理やり赤ん坊を産み落とします。こうして生まれたものに対してデウォブロトが起こした奇跡が、アスティノ国にもたらした運命とは・・・

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