2/9ランラン練習(スカスカ編)

寒い。
ですね。
本日は2月24日に行われるランランガムラン発表会に向けての通常練習でした。
今月はこちらランバンサリ以外にもいくつかガムランの発表会があって、本日の練習の前半はメンバーの何人かが他のガムラングループの発表会の練習 の手伝いに駆り出されていたこともあり、練習開始時には5人ほどのメンバーしかおらず、少人数でのスタートとなりました。

フル編成のガムラン(15〜20人程度)の為の曲を少人数で演奏すると、、音がスカスカになります。でもまあ、それはそれでなんというか妙に寂れ た感じの味のある音楽になって自分は好きなのですが。それよりもなによりも、少人数だと合奏が異様に難しくなります。
ガムランの合奏は、常に複数の人間が代わる代わる重要な情報を発信しながら音楽を進めて行くのですが、例えば
もうすぐテンポ遅くします。とかこっちの方へ行こう。とか
君らが次に出す音はこれだからね。とか
おい、ちょっと一旦止まるぞ。とか
静かにしろ!とか色々。
もちろん口で言っているわけでは無く音でサインを出しているわけですが、常に何らかのサインを同時進行で複数の人間が発信しながら、その都度自分 にとって必要な情報を聴き取って音楽を進めて行きます。
なので、本日の練習のようなサインを出す人が少ない(殆どいない)中でのガムラン合奏は”音楽を始めて、しばらくしたら終わらせる”というような 基本的な事すら非常に難しくなります。
そのような事情を踏まえて本日の前半の合奏練習の様子を車の運転に例えると
「なんかさ」
「うん」
「この道路、今日は信号とか標識とか全然ないんだけど」
「。。。あ」
「ね」
「ほんとだ」
「でもまあ、あの目的地には何回も行ってるから何となく道筋はわかるしさ」
「とりあえず、、、行ってみようか」
「じゃあ、スタートしたら時速60キロくらいで走りだして10kmくらい行ったら右に曲がって時速40キロくらいに落とそうか。で、30kmくら い進んだら左に曲がって徐々にスピード上げて時速70キロくらいにしよう。あとは、まあ、いつもの感じで、さ」
「”くらい”多いな。でも、うん。わかった。後ろからついてくわ」
「事故らなかったらラッキーだね」

というような感じでした。
結果事故りましたが。
本番では事故らない事を願いつつ
(山)