10/27 アークヒルズ音楽週間、10/28 日曜ガムラン「ミングー」

昨日は、サントリーホール前のカラヤン広場にて、「アークヒルズ音楽週間2012」の本番でした。寒い中、大勢のお客様にお越しいただき、本当にありがとうございました。いやあ、なかなか刺激的なコンサートでした。まず現代音楽を演奏するこということ自体、私たちにとってはめったに無い経験!古典曲のサプ・ジャガのあと、まずはアイブス作曲「答えの無い問い」。オーケストラ用に作曲されたものをサイモン・クラークという人がガムラン用に編曲した作品です。これが難曲でした。何しろ過去の録音が無く楽譜だけが頼りなので、暗中模索しながらの練習でした。最初は「なんじゃ、こりゃ?」みたいな感じでしたが、だんだん美しいホラー映画的なサウンドに仕上がってきました。機会があれば是非また演奏したい曲です。続いて今回のメイン、ルー・ハリソン作曲「ヴァイオリン、チェロとジャワ・ガムランのためのダブル・コンチェルト」。ガムランは音程がドレミとは違うので、ヴァイオリンとチェロの方は相当大変だったはず。でもお二人はたった2回ほどの合わせだけでうまく溶け込むような音を創り出してくれて、さすがです。第2楽章では、アラブ調の調べにのって我がグループのアラビアンYMY君が太鼓で大活躍。そして、このルー・ハリソンの作品をバックに舞踊家・舘形比呂一さんによる素晴らしいダンスパフォーマンスが繰り広げられました。ガムランはまだまだいろんな可能性があるなと、あらためて感じさせてくれた体験でした。
そして、今日は日曜ガムラン「ミングー」。ごくごく少人数で、RajaswalaとKutut Manggungを練習しました。人数が少なかったので一人二役、楽器を演奏しながら必死でゲロンを歌いました。(か)