12月21日(金)北療育医療センター ガムラン・クリスマスコンサート

12月21日(金)、雲一つなく、気持ちよく晴れ渡った冬晴れの一日、北区十条台1丁目の北療育医療センターでガムラン・クリスマスコンサートを行いました。朝8時30分に埼京線十条駅に集合。日頃、職住接近の身としては、久々に朝の通勤ラッシュを体験!う〜ん、なんとも、すごすぎる!!

施設に入ると、クリスマスオーナメントがいたるところに飾り付けられ、手作りされたんだろうなぁと思われるものも見受けられ、心がなごみました。会場も、通常のリハビリの一室をコンサート会場に変身させてくださっていてびっくりでした!私達を迎えてくださる気持ちが伝わってきました。この日は、センター通所に通う18歳以上の心身障害の方、肢体不自由の方とその保護者の方々にガムランを聞いていただきました。

プログラムのオープニングは、川島未耒さんによる舞踊「エリン・エリン・バニュマサン」。楽しくコミカルな踊りでみなさんを笑顔にしてくれました。続いて古典曲「ウィルジュン」。この日のプログラムで唯一ジャワの古典曲でした。

そして、インドネシアの鬼(ラクササ)によるミニ影絵芝居を行いました。場面は森。動物たちがくつろいでいるところに、鬼がやってきます。驚いて森の動物たちは皆、逃げてしまいました。誰もいなくなってしまったので、鬼がさみしがって嘆いているところに、どこからともなく鈴の音が・・・。

プログラム最後はクリスマス・ソングを数曲聞いていただきました。鬼も一緒にダンスで参加してましたよ!「ドレミ」とは違うガムランの音程をものともせず、さとうじゅんこさんの歌が軽やかに響きます。ガムランの伴奏で普通の歌を歌うって実は大変なんですけど。
ここで終了だったのですが、アンコールの声をいただき、器楽曲「クボギロ」を演奏しました。皆さん、心と身体で音楽を感じてくださっているのが伝わってきて、私たちもとても嬉しかったです。
プログラム終了後、施設に通う皆さんからサプライズのプレゼントをいただきました。心のこもった手作りのクリスマスリース。大切に使わせていただきます。

各地で災害の多かった今年。年末になって、またインドネシアでの災害のニュースが伝わってきました。
一人でも多くの命がつながり、被害の広がりが治まりますよう心からお祈りいたします。
新しい年は、希望の持てる明るい年となりますように。