宮崎大学教育学部附属中学校創立70周年記念演奏会

12月4日(月)、私の卒業した中学校が創立70周年を迎え、その式典の記念演奏会でガムランを演奏させていただきました。在校生、卒業生、先生方、父兄や来賓の皆さま、総勢600名の出席で、厳かに式典が執り行われました。式典終了後、ステージの緞帳が上がって、ガムラン演奏は王宮の儀式曲「チョロバレン」から始まりました。とても真面目に聴いている中学生の皆さん、お行儀が良いなぁと思っていましたが、プログラムが進むにつれて、だんだん盛り上がってきました。踊りは川島未耒さんの仮面舞踊「トペン・グヌンサリ」と、リアントさんと未耒さんによるバニュマス地方の舞踊「レンゲル」。「レンゲル」の前に、リアントさんから、インドネシア語や、踊りの掛け声、踊りの振りを教えていただいている内に、中学生の皆さんもノリノリになってきました。「レンゲル」は、お客さまにも踊りに参加していただくことになっています。「レンゲル」が始まると、中学生だけでなく校長先生も踊りの輪に加わって下さり、会場が一体となって楽しいお祭りのような雰囲気になりました。
特筆すべきは、終演後の楽器の積み込みです。終演時刻が予定よりも遅れてしまい、宮崎から東京へ戻るための飛行機に乗るためには、大急ぎで楽器の積み込みをしなければなりませんでした。かつてない超スピードで楽器を梱包し、先生方や同窓会の皆さんが総出でお手伝いして下さって、あっという間に積み込み完了でした。感動!

今回の公演の実現にあたり、ご尽力いただいた多くの皆様、本当にありがとうございました。初めて宮崎を訪れたリアントさんは、宮崎はハワイみたいだと感じたそうです。南国の気候風土は、とてもガムランが合うように感じます。また宮崎の皆さんにガムランを聴いていただける機会がありますように。(け)