10/21 十六夜コンサート

更新が少々遅れましたが、21日は小島夕季さんの十六夜コンサートがありました。生憎の雨となってしまいましたが、たくさんのお客様にいらしていただき、無事に終演いたしました。
しとしと降り注ぐ雨の音と、ガムランの柔らかな音は、ジャワのような雰囲気を醸し出していたのではないかと思います。雨でステージ前方が濡れてしまいましたが、それでも滑らず美しく踊り切る夕季さんに、演奏中ながら思わずうっとりしてしまいました。このコンサートは今年で15回目ということなのですが、(素敵なコンサートをこんなに長く続けていらっしゃること、本当に素晴らしいと思います…!)舞踊とガムランに加え、今年は影絵芝居ワヤン・クリとのコラボレーションもありました。デウォブロト王子とアンボ王女、それに続くバラタユダの物語をダランのスミヤントさんが熱演しました。夕季さんの踊りとジャワの語り、美しい影絵で、会場は幻想的な雰囲気に包まれていました。最後の4人の女性舞踊モンドロリニでは、矢を射る振り付けがあるのですが、それと、ワヤンの中でビスモ(デウォブロトののちの姿)が矢で射られるシーンがぴったりシンクロしていたのは本当に見事でした。
わたしは、十六夜は今回が初出演でした。ずっと憧れていた舞台に立てたこと、そして、その舞台にワヤンがあり(わたしは大のワヤン好き)、踊りとワヤンの素敵なコラボレーションに立ち会えたこと、ひじょうに幸せでした。 小島夕季さんをはじめ、舞踊のみなさま、スタッフのみなさま、本当にお疲れ様でした。また来年、どんな舞台になるかがとても楽しみですね。 (き)