12月10日(土)ワキジョ先生をしのんで

12月5日午後11:30頃、ジャワの音楽家であり、私たちの師匠であるワキジョ先生が亡くなられました。ここ数年、病気がちで、入退院を繰り返していらっしゃいましたが、最近はお元気になられたとうかがっていました。5日の昼ごろからご自宅で具合が悪くなり、夜眠りについたまま亡くなられたそうです。ほほえみを浮かべて、安らかな最期だったとのことです。
先生をしのんで、Gambirsawitを演奏しました。留学中、先生の演奏を間近に聞く事ができて、幸せでした。先生の叩くチブロンは躍動感にあふれていました。練習などで一緒に演奏させていただくときには、先生が太鼓を演奏されると、ガムランを始めて間もなかった私でもとても演奏しやすく、心地よく、いつもちょうどよい絶妙なテンポだと思いました。 亡くなったときいても、まだソロのお宅には先生がいらっしゃるような気がしてなりません。
ワキジョ先生に太鼓やルバブ、演奏でわからないことをたくさん教えていただきました。先生の教えはいまも、私たちの中に受け継がれています。(お)