6月13日(月)自主公演前の最後の練習
6月19日(日)自主公演に向けて、いよいよ準備も佳境に入りました。13日(月)は、スタジオで行う最後の練習となりました。昨年は結成30周年記念特別公演ということで、ジャワの王宮から演奏家と舞踊家の先生をお招きして、華やかな宮廷舞踊のプログラムをご覧いただきました。今年は初心に戻って地味なプログラムで・・という話だったのですが、気がつけば、それぞれ全く味わいの違う多種多様な曲が並び、練習はなかなか大変でした。あとは、土曜日のリハーサル、日曜日の本番を迎えるのみです。気持ちを引き締めつつ、本番ではゆったりとした気分で演奏したいと思います。
踊りは2演目。川島未耒さんによる華麗な仮面舞踊「トペン・グヌンンサリ」、リアントさんによる空を飛ぶガトコチョの恋心を描いた「ガトコチョ・ガンドロン」。関西から参加して下さるローフィさんの美声も聴きどころです。
また、今回は、アメリカのガムランの父と呼ばれるルー・ハリソンの名曲「ジャワ・ガムランとヴァイオリン、チェロのための二重協奏曲」を演奏します。ヴァイオリンの亀井庸州さん、チェロの多井智紀さんの音色が、ガムランの響きとどのように溶け合っていくかご注目下さい。
古典曲「ダマルケリ」は、アレンジを考えているうちに色々な演出が加わりました。今ではジャワでもめったに演奏されない曲だそうですが、ランバンサリによる味付けで、しばしワヤンの世界をお楽しみいただきます。ジャワから応援にかけつけて下さる芹澤薫さんのルバブの演奏も楽しみです。
そして、開演前にはお客さまをお迎えする器楽曲「クルントゥン」を演奏しています。早めに会場に着かれた方は、ゆったりと荘厳な響きをお楽しみ下さい。皆さまのご来場をお待ちしています。(け)