5/9 練習あるのみ。
演者と視聴者。コンサートはこの両者で成り立つ。練習をしていて下手くそな私の心に湧いてくるのは、「この苦労、聴いてる人は分かってくれるんだろうか?」などという思いだ。ガムランでは太鼓の合図で他の奏者が様々な対応をしなければならない。例えば、今度の青銅音曲にはチブロン(中太鼓)がダン・ドゥンと叩くと、奏者が一斉に既存の進行を変え、いくつかの音を飛ばしたり、1小節付加したりしなければならないという曲がある。慣れない私は四苦八苦。だんだんと慣れてはきたものの、「これって聴いてる人に分かるのかなあ?」と思う。視聴者にもいろんな人がいるだろう。演奏したことのある人、演奏と舞踊の関係が分かっている人、演奏したことはないが曲の構造が分かっている人、何となく聴いてる人、まったく初めて聴く人・・・等々。まあ、苦労を顔ににじませちゃいけないんだろうな、とは思う。カッコ悪いもんね。しれっと、ね。
・・・という訳で、ガムランは自分で叩くと目から鱗なのであります!遠くからガムランの森を眺めているだけではなく、ガムランの森に分け入ってみませんか?一緒に彷徨いましょう(笑)!右往左往(笑)!平日の夜ならスイスイ、日曜日ならミングーという講座があります。良かったら是非!(た)